冬のグルメの代表格、松葉ガニを食べに久美浜へ行ってきました。
豪雪の合間を縫って、わりとスムーズに往来できました。
久美浜の位置
関西でも、久美浜が京都府にあるのか兵庫県なのか
はっきり知らない方が多いようです。
日本海側の兵庫県と京都府の県境の京都府にあります。
久美浜湾を囲む一帯を久美浜と呼んでいますが、実際に行ってみると
湾というより、海水の湖のように囲われた水域です。
入り江の幅がとても狭く、橋が架けられていて、回りを一周できます。
サイクリングコースにもなっています。
夏は海水浴場としても賑わうようです。
ふなや浮島
湾の入り口近くの水辺に建っている古い民家が「ふなや浮島」です。
雪見障子を開けて外を見ると、すぐ海でまさに運河に浮かんでいるような体験です。
各部屋に囲炉裏があり、民芸品や古い時代物が置かれてあり、雰囲気があります。
老夫婦が用意してくれる料理は、お洒落とは程遠いのですが、新鮮そのものです。
食べるのに一生懸命で、ほとんど写真を撮れていません。
断られないように商談を進める時、カニフルコースで接待するといいらしいです。
カニの身をせせっていると、契約のことにシビアになれなくなるようです。
さいごに
松葉ガニ直販所で、カニをお土産に買いました。
最近はずいぶん高騰していて、大きな泳ぎ松葉ガニが、一匹7万も8万もしています。
そんなに出したら、韓国グルメ旅行に行けます。
11月6日の松葉ガニ解禁日には、ご祝儀相場で高い取引となります。
そして、翌週あたりから値が下がり、買い求めやすくなります。
ところが、年末年始にまた暴騰するのがパターンだということです。
通販で売っている大きな冷凍ガニが安いのは、ロシア産とかカナダ産だそうです。
美味しかったらどこでもいいと思いますが・・
そもそもロシア産というのは、北方領土付近でしょうから、本来なら日本産となるのでしょう。
茹でガニは、鍋には向かず、解凍して身を食すのに向いています。
間人ガニ(たいざがに)がブランド蟹で有名ですが、同時に食べ比べたことがないので、値打ちが分かりません。
新鮮だったら美味しいと思います。
牡蠣の養殖も盛んな所で、お土産に買って帰りました。
寒い季節に、海の幸をいただく時は、とりあえず冷たいビールと熱燗ですね。
大好物の「へしこ」を買って帰りましたが、しょっぱ過ぎました。
コロナで観光客が来ない長い間、漬かり過ぎたのでしょう。
コロナの影響が「へしこ」の味にまで影響している現実を見ました。
浮島のおばさんの声がとても大きいので、お元気ですね、と言うと、若い頃、丹後ちりめんの機織りをしていたそうです。
ガッタンガッタンうるさい機織り機の側で会話するのに、声が大きくなったそうです。
なるほど、環境に順応した結果だったんですね・・
楽しい非日常でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。