私(堺市)と妹(芦屋市)は共に6月が誕生日月なので、毎年、一緒に出掛けることにしています。
昨年は、天満天神繁昌亭へ落語を聞きにいって、終わってから食事をしました。
今年は、妹が綾小路きみまろのライブを手配してくれました。
大阪NHKホールで1回限りのショーでした。
全席同価格で早い者勝ちでしたが、2階席となりました。 お顔がはっきり見えなくても、トークは充分聞こえ楽しく過ごせました。
開演前から大盛況!きみまろライブの会場の雰囲気
ステージの幕が上がると、後方に大きな2枚のきみまろのイラスト垂れ幕が控えています。
迫力のあるイントロミュージックにわくわくがマックスとなります。
トレードマークのかつらはヘヤーピースだそうです。赤い燕尾服に金色のセンスを持って登場すると盛大な拍手。
「ようこそいらっしゃいました、お元気でしょうか。気力のない拍手をいただき、誠にありがとうございます。」と一発目から笑いを誘いました。
昭和あるある炸裂!懐かしくて笑えるトークの連発
客席には中高年の女性が大部分でしたが、ご夫婦で来られているシニア世代もかなりいらっしゃいました。
平日の昼下がり、現役世代は働いている時間帯ですからね。
客席の最前列に座っている人たちをカモにして笑いを取ることが多いのですが、あとから「ごめんなさいね、こういう運びなんで」「私も人の事をどうこう言える顔ではありません」と謝る優しさがあります。
とにかく1時間15分、一度も休憩しないで、テンポ良く喋りっぱなし。
30秒に1回は笑いをさく裂させるプロ意識高いショーでした。
背後にテーブルと椅子、水がセットされてあったので、いつ座って休憩するのかと思ってましたが、一度も座りませんでした。
今年12月9日で後期高齢者になるとのこと。雅子皇后と同じ誕生日を自慢していました。素晴らしいパワーに感服するばかりでした。
「あれから40年」
52歳でブレイクするまで、長い下積み生活がありました。
キャバレーで司会をしたり、昭和のスターのショーの司会を随分してきたそうです。
今の若い人たちにはピンとこない芸能人ばかりです。
森進一は10年、小林幸子、五代夏子の専属司会者を務めたそうです。
森進一、こまどり姉妹、など何十年ぶりかに最近会って、驚いた様子もコミカルでした。
ライブは地方で行われることが多く、同じネタを繰り返していると自分で言ってました。だいたい予想のつく毒舌ギャグですが、なぜか笑ってしまいます。
「あれから40年」と夫婦が結婚当初から40年経過したらどうなるかを面白可笑しくもじって爆笑を誘います。
ライブが終わり、笑い疲れると何だか変な達成感に満たされました。
私たちは座って聞いてるだけで、喋っているのは綾小路きみまろなのに、笑い続けた達成感なんでしょうか・・・
NHKホールは出演審査がとても厳しいらしく、身辺調査があるとのことでした。
「へ~」と、そこのところは笑いではなくうなずきとなりました。
終了後に買ったお土産
お土産コーナーでは、ライブのCDがたくさん販売されていました。
ばら撒き用のお土産はすぐに完売し、おせんべいしか残っていませんでした。
1袋500円、良心的な値段だと思いました。
さいごに
綾小路きみまろのCDは、第一弾を持っています。その後たくさん出しているようですが、今回は生でショーを見れたので、CDは買いませんでした。
コロナ禍になってから、ショーができなくなったのでしょうね。
4年前からYouTubeをはじめたそうです。
私生活の畑仕事や散歩の様子などもアップしています。
チャンネル登録もよろしくとアピールしていました。
あちこちのライブショーの会場で、チャンネル登録をお願いしてるとあっという間に増えるでしょうね。私も登録しました。
インスタもされているようです。
余談ですが、Wikipediaで調べてたら、なんと息子さんの一人が東京大学理科Ⅲ類から、同大医学部に進み、医師になられているそうです。
頭良くないと、あれだけの長時間、たった一人で詰まることなくすらすらとセリフが出てこないとガッテンしました。
元気で頑張り続けて、新しいネタを披露していただきたいと期待しています。