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【空き家問題】の現状と対策を考える。

日本の人口減少トレンドの中、2010年頃から増え続ける空き家に問題意識が向けられるようになってきています。

 

空き家がかかえる問題には、とても大きく日本の領土問題が潜んでいることに警鐘を鳴らしたいと思います。

 

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日本の空き家問題

空き家は、全国に約820万戸あり、7軒に1軒の割合となっています。

10年後には、3軒に1軒という割合になると予想されています。

信じられない数字ですね。

 

空き家が増える要因で、人口減少もありますが、高齢化で施設に入所する割合が増え、主のいない古家が空き家でそのままになっていることが多いのも一因です。

 

また、結婚した夫婦が自分たちの家を1軒持ちます。それぞれに実家があっても戻らず親が他界した後には空き家が2軒残ることになります。

少子化で家の数の方が多くなってきています。

 

遠方で暮らす場合は、空き家の維持管理が難しくなります。

兄弟で相続する場合、売却して分ける必要に迫られます。

 

日本の家屋は木造が多く、耐用年数(22年)を過ぎると建物の資産価値が無くなると評価され、相続人にもぞんざいに扱われます。

 

よく見る空き家の実態

不動産屋さんから売り物件の情報をいただき、見に行くと画像のような空き家が非常に多くなってきています。

 

独居の高齢者が救急入院し、その病院で亡くなられて、そのままの状態です。

多くの場合、ぎりぎりまで自立して一人暮らしをしておられた様子が伺えます。

入り口やお風呂や方々に手すりが取り付けられてあり、歩くことが危なかしくても一人で頑張って暮らしていた方が多いです。

 

認知症にならず、一人で歩けるうちは、誰でも自宅で暮らしたいはずです。

 

空き家の残置物

空き家の残置物

 

空き家の残置物


一方、しっかり歩けても認知症が進行し、一人暮らしが維持できなくなって、施設に入所するパターンも多くあります。

どちらも暮らしていたそのままの状態になっている場合が多いようです。

 

遺品整理屋が繁盛しているのは、このような背景が多くなっているからです。

 

国や自治体の対策

先日、京都市が「空き家税」を検討するとニュースになりました。

管理不全の空き家を税優遇の対象から外して増税するという改正案です。

 

そうでもしないと、防災や防犯、衛生面で悪影響が指摘されています。

風紀が悪くなると、エリア全体の資産価値が下がります。

 

空き家処分にかかる費用の助成金を出す自治体もあるようです。

 

不動産業者から聞いた実態

円安が進んでいますが、そのずっと以前から、外国の人たちが日本の不動産を買いあさっているとのことです。

 

日本の不動産取引の約30%が外国人取引だそうです。

中国、韓国、シンガポール国籍の方が多いようです。

 

不動産業者が法務局へ行って不動産の登記情報を閲覧していると、いたる所の物件が、外国人所有と見られる名義になっているそうです。その数は想像を超える勢いだと言ってました。

 

高額で一般の日本人が買えないような物件をいとも簡単にキャッシュで買っていくそうです。銀行融資がつきませんからね。

 

彼らは土地を手に入れたいようです。

一旦、ある外国人の土地になると、簡単には日本人が買い戻せないと思います。

 

国が持つべき危機感

政治のことに知見のない私が、あまり意見する資格はないのですが、不動産業界の専門家も同じ意見を言っていました。

 

外国人が日本の不動産を買う場合、簡単に買えないようハードルを設けるべきだと思います。あるいは、一定期間を過ぎると返還しなければならないように取り決めるとか。

 

諸外国の先進国で、日本のように簡単に外国人に土地を売り渡す国がないそうです。

特に国土の小さい島国の日本で。外国人も所有権を持てる制度があること自体が問題です。

 

イギリスやシンガポールのように国土の小さい国は、99年のリースホールドでしか不動産は買えませんし、中国では70年の使用権となっています。

海外では、リース権を売買するのは当たり前なので、日本もリース権しか持てないようにした方がいいのではと意見する専門家がいます。

 

日本のお人よしにもほどがあります。政府がしっかり法規制を設けてほしいと願うばかりです。

尖閣諸島に関しては注視するのに、本土がどんどん外国人に占拠されていることが問題視されていません。

このままでは、「安い日本」が、どんどんバーゲンセールで外国人の土地になってしまいます。政治家の先生方、お願いしますね。

 

さいごに

空き家問題なんて自分に関係ないと思っていても、やがていつかは立ちはだかる問題なのかもしれません。3軒に1軒が空き家の時代が来るのですから。

 

少しでも空き家問題に関心を持って、実家が空き家になった場合や、自分の家が将来空き家になる可能性など考えてみるといいのではないでしょうか。

 

投資家目線では、民泊やシェアハウス、貸店舗、レンタルルーム、レンタル収納、、、と多種の業態が考えられます。

 

私は、食糧難の時代が来たら、所有物件の中でキノコでも栽培しようかな。と真剣に考えています。妄想茸が生えてきそうですが・・

 

最後までお読みいただきありがとうございました。