沖縄県石垣島へ行ってきました。今回で3度目の石垣島です。
コロナ禍の間、元気をなくしていた島も少しずつ元気を取り戻している様子でした。
最近、ドン・キホーテができ、島の人たちは喜んでいます。
日本最南端のドン・キホーテです。
次には、イオンモールができるらしいとテンションが上がっていました。
島には映画館がなく、映画を見るためには飛行機で宮古島まで行かなければなりません。イオンモールができるのを心待ちにしているようです。
石垣島の不動産事情をレポートしてきました。
石垣島の地図
石垣島からは、沖縄本島への距離よりも台湾の方が近い位置にあります。
大きさは、沖縄本島寄りの宮古島より大きく、南の西表島より小さい島です。
面積は約222km2で、島一周をドライブするのに約3時間余りかかります。
人口は5万人ほどで、少しずつ増えてきています。
定年退職後のシニア世代が本州から移住してきていたり、事業のため移住してきているケースもあるようです。
石垣島の産業
主な産業は観光業で、約7割を占めています。
ホテル、飲食、ツアーガイド等に従事している人がほとんどだということです。
アクティビティのツアーはいつも人気です。
石垣島へ行けば、石垣牛を食べたいですね。
石垣牛、黒砂糖、花、果物、石垣の塩、海ぶどう、刺身、泡盛、ミンサー織、琉球ガラス、ソーキそばなど、沖縄ならではの特色ある産業も生き残っていただきたいです。
石垣島市民の平均所得は、2022年度は373万円となっています。
島にある普通の食堂に行くと、値段の安さと量の多さに驚きます。
所得が低く、物価が安いので外食も安くできます。
今回行った「ライブ酒場」結風(ゆいかじ)では、ウエイターをしていた男性が、ショータイムになると三線(サンシン)を持ち、ステージで歌い始めました。
そして、明日は竹富島へ行って、観光用の水牛を引くと言ってました。
若者のたくましさと、島から出ない心意気に感動いたしました。
石垣島の不動産価格
沖縄本島の路線価は調べることができます。かなり高騰していてバブルの気配がいたします。
ところが、路線価を調べるサイト(全国地価マップ)では、石垣島の路線価が載っていません。
島の場所によって、かなり価値に差があります。
島を一周ドライブすると、中部から北部にかけて未開の自然が多く、人口も少ない地域です。農業のほとんどがサトウキビを栽培しています。
若い苗、収穫前、耕したばかりの畑と、色んな段階のサトウキビ畑が見られます。
所々、道路脇の林に「売土地」の看板が見られますが、こんな所、売れるのだろうか、、という雰囲気です。
島南部の海岸線にリゾートホテルが集中していて、賑わっています。
市役所や公設市場、みやげ物屋、飲食店、離島への船場など、ほとんどの施設が南部に集中しています。
宿泊したホテルの近くで見た看板です。
限られた土地には値打ちがあるようです。
石垣島初のホテルコンドミニアム
建設現場を見てきました。
令和3年から取り掛かられ、今年令和5年の8月に完成予定となっています。
- 引渡し時期:2024年2月下旬
- 所在地 : 沖縄県石垣市新川舟蔵2485番3ほか18筆
- 総客室数:98室
- 売主 : 京阪電鉄不動産株式会社 / セキスイハイム東海株式会社
- 販売代理 : 東急リゾート株式会社
- ホテル運営会社 : 株式会社リロバケーションズ
- 先着販売 : 3室・58,69m2(6,840万円)・56,40m2(6,430万円・6,290万円)
ホテルコンドミニアムとは
ホテルコンドミニアムとは、「分譲ホテル」のことであり、商品内容としては
「ホテル客室を購入し、オーナーが利用して楽しみ、利用しない時は一般向けのホテル客室として貸し出し、その稼働に応じた賃料収入を得る」というものです。
広めのリビングやキッチンが付いていて、中長期滞在型の仕様となっています。
室内は家具類・備品などが揃った状態で分譲されるのが一般的です。
欧米では浸透していますが、国内での供給数は、まだあまり多くありません。
別荘としてのホテル施設やサービスを享受しつつ、稼働に応じた賃料収入を得ることができます。
別荘保有中の維持費の軽減も図れるので、合理的で新しいリゾートスタイルとして注目されています。
ホテルコンドミニアムの所有メリット
- 別荘として、レジャーの拠点として楽しめる
- 事前予約することで、トップシーズでも必ず利用できる
- 利用しない期間は、貸し出し賃料収入を得られる
- 賃料収入で維持管理費をまかなえる
- 家具・備品が設置された状態で分譲される
- ホテルならではのサービスを受けることができる
ホテルコンドミニアムの所有デメリット
- 所有することによって、いつも同じホテルに滞在することになる
- 利用しない期間の賃料収入が予想外に少ないかもしれない
- 維持管理費が割高である
- オーナーでも無料で宿泊できるわけではない
- 交通費はいつもかかる
- 収益物件としての試算がしにくい
- 数年後に価値が上がるのか下がるのか見当がつかない
さいごに
東急リゾートは、全国色んな所でホテルコンドミニアムを販売しています。
ついに石垣島に目を付けたかという感じです。
将来性はあると思いますが、自分なら買わない(買えない⤵)と結論しました。
ニセコのようにセレブな外国人もターゲット層に入っていると思われます。
エクシブは「XIV」と書きますが、ローマ数字で「14」を表します。
つまり、14人で1室を所有するという仕組みです。
そして、全国に点在する関連ホテルに泊まることができます。
まだまだ建設予定があり、日光、琵琶湖、高山とどんどん高級化して増えていっています。
個人的には、エクシブの方が楽しめるような気がいたします。
ところが九州、北海道、沖縄に施設がありません。
いつかエクシブ沖縄に泊まり、ウミガメと一緒に泳ぎたいものです。
ちなみに、反社や半グレのアジトにならによう、購入に際してかなり詳細な面接やチェックがあります。