収益不動産を探していると、色んなジャンルの物件が目に止まります。
今回、古民家の活用事例を模索してみました。
知人の投資家Kさんから、「古民家を買ったので見にきませんか?」と電話がありました。
興味津々二つ返事で、車のナビに住所を入れて、いそいそ出かけました。
その場所は、1965年から開発された泉北ニュータウン地域に位置しますが、
開発から外れた田園地帯にありました。そのため田園風景の中にありながら、
駅まで徒歩10分という便利な地のりとなっています。
それぞれ専門の得意分野を持っている仲間たちも集まっていました。
電気回路の確認や屋根瓦のチェック、床や柱のチェックと、皆が興味深そうに
見て回りました。
Kさんは、70坪の広さで評価額700万円以上の土地値物件を300万円の指値で購入することができたそうです。売り出していた価格は600万円だったので、半額で買えたことになります。強運の持ち主です!
Kさんは、家賃設定を55,000円としています。
驚異的な20%以上の利回りとなります。
風呂とトイレは最新式で、そのリフォーム工事だけでも100万円程度の費用がかかっていた様子で勿体ない設備です。
さて、買ったものの、これからどうしようか・・・と、皆がアイデアを出し合いました。
築60年、70坪の古民家の利用法
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そのまま自由にしても良いDIY物件として貸す。
美大生や芸術家、DIY好きのお父さんの趣味の隠れ家など、そのままで自分好みにカスタマイズできる事をメリットと捉えてくれる利用者に貸す。
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カフェや趣味のショップを開く人に貸す。
蕎麦屋が店を出せるか、多数の問い合わせがあったそうですが、駐車場が確保できないので却下されました。やはり立地や駐車場が大事です。
独特の古さを個性として、趣味の手作り作品の展示販売のお店はどうだろうか。
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陶芸教室や木工教室などはありかも。
庭部分に工作所を増築しているので、広いスペースで何でもできそうです。
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サ高住として利用できるよう、専門業者に丸投げする。
このあたりでは、フジ住宅(株)が積極的に参入しています。
この場合も駐車場がネックとなりそうです。
敷地面積も狭いかもしれません。
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シェアハウスや民泊用にリフォームもあり。
外国人労働者が増えてきている地域ですので、駐車場無しでもニーズがありそうです。
これも専門知識が必要で、面倒な労力が必要です。
㈱賃貸住宅、民泊事業室の吉道様に聞いてみましょう。
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貸し倉庫として利用すると広くてかなりの収容量。
今流行りのトランクルームを例に取ると、この近辺で8帖1ヶ月40,000円前後の費用です。
4帖バイク可で、20,000円程度です。
バイクなら何十台でも置けます!
それを考えると、55,000円の家賃は格安に思えます。
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シャッター付きガレージを作業所にしている所へアプローチ。
大東建託などが管理しているシャッター付きガレージを借りて工作所にしている下請け業者が多くいます。
だいたい、手狭になって2ブースや3ブースを借りて金属加工やバイク修理をしている業者が多いようです。
広くて何でも置ける作業所が55,000円で借りれたら喜ぶのではないだろうか。
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建物を解体して貸し農園にする
とことん古くなってどうしようもなくなったら、全部解体して貸し農園にすることもできます。数個に区分けして家庭菜園をしたい方たちに貸すと喜ばれることでしょう。
隣地が田畑なので、自然に調和します。
たくさんの意見が飛び交いましたが、さてどんな結果となるのでしょうか。