ダチョウについて
飛べない鳥
およそ40種類もの飛べない鳥がが存在しているらしいですが、その中の代表選手に、ダチョウ・キウイ・ペンギン・エミューなどがいます。
オスの成鳥になると、身長2,3m、体重135kgにもなる鳥類最大の鳥で、時速60Kmで走ることができるとのこと、自動車並みですね。
ダチョウの卵
ダチョウの卵はニワトリの卵のおよそ25~30倍あり、重さは、約1,2kg~1,5kg ある世界一大きな卵です。
通販でダチョウの卵が買えるようです。孫の誕生日にプレゼントして驚かせてあげようかと考えています。学習にもなりますしね。
金槌で殻を叩かないと割れないようです!
殻は、オブジェとしてインテリアに利用したら、リーズナブルな買い物になるかもです。
オムレツ、ケーキ、茶わん蒸し、だし巻き、、、色々計画を立ててから割らないとね。
ニワトリの玉子10個入りを3パック使って料理することになりますからね。
ゴルフコンペの景品にユニークで面白いと思います。
ダチョウの肉
以前、レストランで食べた時の感想は、牛肉のような色と味でした。
脂肪分が少なく、しっかりした味わいがありました。
栄養素は、鉄分やカリウムが多く、低カロリー高タンパクな理想的なお肉です。
100g当たり |
だちょう |
牛肉 |
豚肉 |
鶏肉 |
エネルギーkcal |
94 |
498 |
263 |
253 |
脂質g |
0.8 |
47.5 |
19.2 |
19.1 |
コレステロールmg |
58 |
86 |
61 |
90 |
たんぱく質 |
21.2 |
11.7 |
19.3 |
17.3 |
鉄分mg |
2.3 |
0.9 |
0.3 |
0.9 |
ダチョウの加工品
英語では「オーストリッチ」と言われ、皮が高級バッグ、ベルト、財布、靴などに加工されています。
また、日本の成人式では、オーストリッチの羽根製白いショールを振袖の肩に羽織っている姿がよく見受けられます。
ダチョウの研究
ダチョウが持つ免疫力
ダチョウはかなり不潔ですが、ケガでも病気でも死ぬことがほぼなく、60年も長生きします。
長寿の秘密は、驚異的な免疫力と回復力で感染症に強いからではないかと注目されました。
ダチョウは頭が悪く、餌を食べている最中にカラスに羽根をむしり取られても気にせず、平気で餌を食べ続けているそうです。
ところが、抜けて禿げた羽根の跡から、すぐに羽根が生えて回復するそうです。
京都府立大学学長の塚本康浩教授は、20年前、ダチョウの免疫力の高さに気付き、本格的にダチョウ抗体の研究を開始しました。
以後の研究でダチョウ抗体は、ウイルスやバクテリアなどの病原体を不活性化する能力が高いことを発見し、ダチョウの抗体を取り出すことに成功しました。
ダチョウの抗体
ダチョウ抗体は、新型コロナウイルスの「異変株」にもしっかり結合することを、京都府立大学塚本康浩学長の研究グループが確認しました。
一般的に、抗体は、ウサギやマウス、培養細胞などから生成されることが多く、1gあたり数億円もするそうです。
ダチョウの卵から取り出す抗体は1gあたり10万円程度で、通常1年かかるところ、2週間ほどと短期間で採取可能とあって、安価なワクチンを素早く、大量生産でき社会貢献度はかなり高いと言えます。
ダチョウは年間100~120個、一生だと3,000~5,000個産卵します。
採取できる抗体量はマウスのおよそ4,000倍で、マスクにすると1個の卵から採取する約4gの抗体で4~ 8 万枚分に相当するといいます。
さらにダチョウ個体を犠牲にすることなく卵から抗体を採取できるのも魅力です。
また餌は、主にモヤシと牡蠣の貝殻で餌代は安く、不潔のままでも問題ないことから飼育のための施設代も抑えられるなど、ビジネスにおいて他者を寄せ付けない利点を兼ね備えているそうです。
ダチョウの抗体を利用した製品
- ダチョウ抗体マスク・・・ダチョウ抗体を浸透させたフィルターでウイルスを瞬時に捕集遮断します。 商品紹介 | ダチョウ抗体マスク 公式サイト
- ダチョウ抗体スプレー
- ニキビ治療薬
- 化粧品
- ダチョウ抗体養毛剤
さいごに
塚本教授は、20年以上も前から、ダチョウの研究一筋でこられて、その真摯な姿に、応援協力してくれる企業が現れました。
2億円もの援助を受け、研究を続けることができ、現在に至っています。
素晴らしい成果を収めることができ、ダチョウ抗体マスク独占販売というお返しができるようになりました。
ダチョウが牡蠣の貝殻を餌にしているとは知りませんでした。
牡蠣を産直で送ってもらって食べたら、恐ろしいくらい殻が出ますが、塚本教授のダチョウ達にあげたい気分です。
それから、今度の孫の誕生日にダチョウの卵をプレゼントしようと思います。