皆さんのようにマメに記事を更新しない私ですが、わりと多くの方に興味を持っていただいている記事があります。孫の一人が【爆毛】だという記事です。
奇をてらったわけではないのですが、3年半前に書いたのに今でもアクセスがあります。
そこで、現在の姿をご紹介できたらと思いつきました。
生後8か月
↓
3歳半で七五三(コロナ禍のため)
自分の毛だけで、見事な桃割れを結っていただいています。
通常は、7歳の七五三に結うことが多いらしいのですが、充分なボリュームがあるので実現しました。
桃割れとは
江戸時代後期頃から流行した日本髪の一つです。
後頭部のまげの形が桃に似ていることから「桃割れ」という名前がついています。
「黒髪は女の命」といわれ、"長く艶やかな黒髪"は、古くから日本美人の絶対条件でした。
長い黒髪を芸術の域にまで高めた日本髪の原型ができたのは、安土桃山時代後期、それ以前には、後ろに長く垂らした 「垂髪(すいはつ)」 や「下げ髪」が女性の主な髪型でした。
鎌倉・室町と時代が進むと髪を束ねたり結ぶようになり、16世紀末(天正頃)から結われはじめた「唐輪髷(からわまげ)」が、日本髪の原型といわれています。
POLA ORBIS HOLDINGS
桃割れに必要な髪
髪の長さ・・・片下10cm、胸あたりまでのロングヘア
前髪の長さ(アップにする場合)・・・鼻より下までの長さ
前髪の長さ(下ろす場合)・・・そのままの長さ
日本髪に使う髪飾り
- 前髪の根本に結ぶ「ちんころ」
- 髷(まげ)にかぶせる「かのこ」
- 前髪の上にさす「前櫛」
- 左側の鬢(びん)を飾る「ビラかんざし」
- 右側の鬢(びん)を飾る「ぶら下がりかんざし」
この5つが日本髪を結う時の基本飾りだそうです。
決まり事があったんですね。
ぶら下がりかんざしは、右側に決まっているようです。
昔の本格的な日本髪は、相撲取りが髪に付ける鬢付け(びんつけ)油を使っていましたが、現在では日本髪はワックスやジェルで固めるそうです。
桃割れにかかる費用
最近は、専用のスタジオを利用することが多く、貸衣装や写真とセット料金になっています。
オプションで桃割れを結ってもらう場合、約5000円~10,000円程度が追加となるそうです。
京都の舞妓さんが結う桃割れには、きらびやかなかんざしが、より一層の華やかさを演出しています。
時代劇に出てくる町娘の髪型も、桃割れなんでしょうか。
日本髪をWikipedeaで調べてみたら、恐ろしく種類がありました!
流派などがあり、時代や身分によっても違っています。
「おすべらかし」も日本髪で、平安時代の貴族女性の髪形でした。
お雛様の髪型も「おすべらかし」ですね。
現在でも皇族女性の正装に作る髪型となっています。
一言に日本髪といっても非常に奥が深いと感じました。
さいごに
ちなみにどうやって桃割れを作るのか、動画で見てみました。
とても興味深く、自分でもできそうな気がします。
今度、孫をモデルに桃割れを結ってみたいと思いました。