天満天神繁昌亭
大阪天満宮内にある常設の寄席で、いつでも庶民的な入場料で落語や演芸を楽しめます。
6代目桂文枝(当時の桂三枝)が、発起人となり構想を練り、地元大阪天満宮の好意により、敷地内に落語の定席を新設することになりました。
2006年に開館され、座席数216人というコンパクトで寄席ならではの空間が実現されました。
舞台と客席の距離が近く、どこに座っても表情やしぐさを味わうことができます。
コロナ禍の時期から、オンライン配信も始めたようです。
私は、歌舞伎やミュージカル、お芝居などを観にいきますが、繁昌亭は、始終笑っていられて、気持ちがリラックスします。
天神橋筋商店街
日本一長いアーケード商店街で、天神橋1丁目から6丁目まで南北に2,6km続く商店街です。なんと地下鉄2区間分の長さで、600以上の商店が軒を連ねています。
楽しい大人のテーマパークのようです。
繁昌亭は、2丁目にある天満宮に隣接しています。
この日の出演者
- 桂 笑金
- 笑福亭 智丸
- 桂 三若
- ハイカロリーズ(漫才)
- 笑福亭 風蕎
- 桂 あやめ
仲入り
- 桂 弥太郎
- 笑福亭 純瓶
- 千田 やすし(腹話術)
- 桂 塩鯛
世間ではあまり有名でない落語家の方でも、さすがプロです。本当に引き込まれますし、笑わせてもらえます。
ベテランの方は、肩に力が入っていなくて、ほのぼのとした空気に囲まれます。
創作落語と定番演目を聞きましたが、どれも素晴らしく、どれだけの稽古を重ねたことでしょうと感服いたします。
ハイカロリーズ(漫才コンビ)は元気な女性二人で、片方は、有名なギタリスト、クロードチアリさんの娘さんです。
とにかく陽気で明るく楽しいおデブちゃんでした。
腹話術の千田やすしさんは、日本では10人になってしまった腹話術師のお一人です。
腹話術の第一人者川上のぼる氏に師事されて50年のキャリアを持っておられます。
トリの桂塩鯛さんの落語は、これぞ上方落語という味わいある演目でした。
みなさん話芸を極められた方ですから、導入部分のお話も面白く、へェ~と感心するような裏話や業界話を聞かせてもらえました。
繁昌亭の料金
私たちがいつも行く昼席の料金
一般 2,500円
65歳以上 2,300円
身障者 2,000円
学生 1,000円
私は65歳以上なので、2,300円になりましたが、身分証明書で年齢確認をされます。
とてもリーズナブルな価格で格調ある上方落語を存分に楽しめます。
アクセス
- Osaka Metoro谷町線、「南森町駅」4番出口から徒歩3分
- Osaka Metoro堺筋線、「南森町駅」4番出口から徒歩3分
- JR東西線「大阪天満宮駅」7番出口から徒歩3分
- JR環状線「天満駅」から徒歩15分
さいごに
昼席は午後1時半からでしたので、商店街の中でランチをしてから行くと丁度いいと思います。
大阪観光に来られましたら、是非、繁昌亭をスケジュールに入れられることをおすすめします。
商店街には、有名なグルメどころも多く、いつも大勢の人々で賑わっています。
落語はタイムマシンに乗って、江戸時代や昭和初期にスワイプしたようなホッコリした気分を味わうことができます。
笑う門には福来る~免疫上がり、病も治るかも、、、
大阪万博も開かれます。大阪に来られる折は、繁昌亭へ。
回し者ではないですよ~
ハイカロリーズの背の高い方が、クロードチアリさんの娘さんです。