「おにぎらず」というものが世に出たのは、1991年「クッキングパパ」の22巻だそうです。20年以上経った現在、多くの進化系がネット上で紹介されています。
今回は、元祖の作り方や進化系の作り方などを試してみました。
おにぎらずの発祥
「クッキングパパ」1991年第22巻に初登場する「おにぎらず」。
作者のうえやまとち氏の奥様が考案したのだそうです。
できたてのご飯でおにぎりを作ろうとすると、手の平がやけどするくらい熱いので、握らない方法を考えたとか。
↑ この画像は22巻ではありません。
当初の作り方
海苔の上に、ごはん→具材→ごはんの順に乗せ、包んでまとめる。
当時は主婦たちの間でブレイクしました。
現在でもこれが手っ取り早いやり方です。
進化系(パタパタ折りたたむ)
寿司海苔を漢字の「田」の字のように区分けして配置します。
1か所だけ、半分の所まで切り目をいれます。
- ラップを敷いて、海苔を乗せます。
- 左手前とその上部に好みの具材をそれぞれ乗せます。
- 右手前とその上部にご飯を乗せます。
- 左下を上に折り上げます。
- 次にそのまま右に折ります。
- 最後に下へ折ります。
- ラップで包みます。
- しばらく寝かせます。
- ラップの上からカットします。
- そのラップの上からもう1枚ラップで包みます。
三角形に切っても、長方形でもいいです。
2個食べたら、そこそこボリュームのある食事になります。
お弁当やおやつ、朝食やお夜食にと手軽で重宝しますね。
ご飯の種類にもバラエティーがあるので、ほぼ無限に種類が考えられます。
進化系(豆腐の入れ物を使う)
上に海苔を乗せ、ひっくり返します。
海苔で包んでラップします。
具材の例
汁気の少ないことに注意すると無限に考えられます。
定番は、たらこ、おかか、梅、鮭といったところですが、ボリュームのある具材を入れると、1個でランチになり得ます。
- 焼き肉とキムチ
- 納豆と大葉
- シャケと炒り玉子
- 照り焼きチキン
- 焼き豚ときゅうり
- 明太マヨチーズ(じゃこ)
- 明太マヨとたくあん、薄焼き卵
- ツナマヨとサニーレタス
- スパムと卵焼き
- 卵焼きとウインナー、ケチャップ
- おかかと梅干、マヨネーズ
- レタスときゅうり、マヨネーズ
- ハムとチーズ
- ベーコンとレタス、チーズ
- ツナマヨとアボカド
- ハンバーグとレタス
- 鮭とおかかとチーズ
- 目玉焼きとベーコン、チーズ
- エビフライとレタス、タルタルソース
- 塩昆布とツナマヨ
- きんぴら
- トラウトサーモン
- ミートボールとレタス
- カレー(少し煮詰めて水分を飛ばす)
- かつ丼風(カツと卵、玉ねぎ)
- ミートソース
- エビとアボカド、ワサビマヨ
- ちくわの磯辺揚げ
- めんつゆに浸した天かすとおかか
- 焼き豚と半熟玉子
- ツナポテトサラダ風
- エビ天(天むす風)
- 鮭とブロッコリーマヨ
- さんまのかば焼き缶詰
- てり玉チキン
- 豚肉とシソ梅
- 油揚げ卵の巾着
- スジ肉とこんにゃく
- 鶏ささみとゆずコショウ
- なすとうな重のたれ
- とろろ昆布
- 豚の生姜焼き
- 鶏軟骨の梅肉添え
- チーズとミートソース
- にんにく味噌、大葉
- 焼鳥
- れんこんのはさみ揚げ
- 出し巻き卵とワサビ
- ミートオムレツ
- いり卵とほうれん草のバターしょうゆ
要するに無限です!
さいごに
おにぎらずは、海苔の分量が多くなりますが、海苔は健康食なので積極的に取り入れるといいと思います。
味付け海苔の人口甘味料には注意するといいでしょう。
和食が世界遺産に登録されていますが、本当に奥の深い手間暇がかけられた食材が多く、先人の知恵が凝縮されています。
海苔・かつお節・干しシイタケ・高野豆腐・納豆・素麺・かんぴょう・梅干し・糠漬け・切り干し大根・・・
数えきれないほどの素晴らしい食材があり、取り入れない手はありません。
特に乾物系は、災害時用の保存食としても重宝します。
我が家では、海苔、かつお節、高野豆腐は、常にストックしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。