鏡開きの日は、結構忙しいのです。
ホームベーカリーでついた鏡餅の重ねた部分にカビが生えているので、綺麗に削り落とします。
固くて包丁で切れないので、水を張った容器に浸しておきます。
柔らかくなった部分を少しずつカットして、きな粉餅にしたり、ぜんざいにしたりして美味しくいただきます。
一方、毎年高価になっていて買うのをためらってしまう串柿。
やはり縁起物、日本のお正月の風物詩だからと買って飾ります。
ところが飾り終えると、台所の片隅で放置され、少しだけ大根なますに入れる程度。
残りは、最終的に捨ててしまっていました。
縁起物なのに、、
そこで今年は、柿バターを我流で作ったのですが、なかなか美味でしたよ。
柿バターの作り方
- 串柿を細かく切る(レーズンサイズ)
- 買った頃は、肉厚でそのまま食べても美味しそうな厚みだったのに、鏡開きの頃になると、しっかり乾燥して、包丁で切るにも相当固いです。
とりあえず3個を刻んで使いました。
- カットした串柿をブランデーに漬け込む。
ラム酒かブランデー、どちらにしようか迷いましたが、大人の味にしたくてブランデーに漬け込みました。
冷蔵庫に保管して2~3日で、ブランデーが全部干し柿に浸透しました。
画像は、漬けてすぐの状態で液が見えていますが、数日で見えなくなります。 -
クルミを刻む。
一緒に入れると美味しいと思います。健康にもよさそうだし。
- グラスフェッドバターを用意する。
グラスフェッドバターは業務スーパーで買ってきました。
ニュージーランドからの輸入品で自然の牧草を食べて育った牛の乳から作られたバターです。
1ポンド(約454g)が778円ですので、日本のバターよりお買い得です。
※円安になった2023年現在は、1,000円以上しています。
健康志向の方は、グラスフェッドバターを選ぶようになってきているようです。
小岩井のレーズンバターサイズを作るなら、4分の1がちょうど良いカットサイズです。
串柿3個とクルミをカットして入れましたので、ボリュームは小岩レーズンバターよりかなり大きくなりました。
- バターを湯煎で柔らかくする。
- 刻んだクルミとブランデーに浸してあった柿を混ぜる
- ラップの上で棒状にまとめる
少し固まってきた状態の方がまとめやすいです。 - 冷蔵庫で冷やす。
バターなので、1時間あまりで固まります。
アイスボックスクッキーを作る要領です。
カットしてお味見。う~ん、超絶旨い!
何切れでも食べてしまいます。
でも大丈夫。バターは太りません。脂質を摂取する方が健康で長生きできるとのこと。
調子にのって、もう一つパクリ!
バターへのこだわり
このところ、油の質についての知識が知れ渡ってきています。
オリーブ油、胡麻油、あまに油、えごま油、こめ油、ココナッツオイル等、身体に良い油のことは、TVの健康番組やユーチューブなどで皆学習してきています。
そして、トランス脂肪酸が多いマーガリンが身体に悪く、バターがいいこともよく言われています。
バターの中でも、放し飼いで牧草だけを食べて育った牛のグラスフェッドバターが良いとされています。
さいごに
市販のスナック菓子やコンビニで売られているようなスイーツには、ほとんど植物油が使われています。その場合の植物油は、パーム油が占めています。
パーム油の健康被害が取り上げられて随分なりますが、美味しいおやつは生活の潤滑油でもあります。
お菓子を買う時、袋の裏の材料表記を確認すると安心して買える商品が少ないです。
神経質になると何も食べれなくなるので、食べ過ぎないようには気をつけています。
孫たちが遊びに来たら、焼き芋やお餅、手作りのヨーグルトなどをおやつに出すようにしています。
これからインフレが加速され、すべての物価が高騰していくようです。
グラスフェッドバターもおそらく値上がりするでしょう。
贅沢品だと思うと、より一層美味しく感じるのでしょうか。
また、作りたいと思います。