毎年、お盆休みに入る前、植木屋さんに植木を剪定してもらっています。
今年、いつもの植木屋さんに何度電話をしても連絡がつかず、シルバー人材センターに依頼しました。
そこでは、たいへん人気でかなりの順番待ちのため、あきらめざるをえませんでした。
それなら高枝切りバサミを買って、自分で刈ってみようと思いつき、早速、ネットで検索しました。
ショッピングモールには、恐ろしくたくさんの商品が並べられてあり、どれが良いのか全く検討がつきませんでした。
レビューを見て、「軽くて女性でも楽に切れます」という感想がたくさん寄せられているのを購入しました。
ところが、悪戦苦闘しなければならない結果となりました。
高枝切りバサミの選び方
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軽さ
軽いアルミ製やカーボン製などが主ですが、高齢の方や女性には無理のない重さ(約1kgまで)がいいのではと感じました。
力のある男性でも、長時間使うこと想定すると、あまり重いのはつらいと思います。
いくら軽くても、長く伸びた先に付いたハサミを片手で操縦するのはかなり大変です。
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刃の仕様
最初はどれでもよく切れると思いますが、2回目、3回目と切れ味が持続するかは、刃の品質にかかっているので、よく吟味した方がよいです。
長く愛用したい方は、自分で取り付けることができる「替刃」が販売されているかどうか、確認する大事なポイントです。
一番のチェックポイントは、直径何mmまでの枝を切ることができるかです。
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伸縮のサイズ
伸ばしたときの最大サイズと縮めたときの最小サイズを確認して、収納する時の場所をイメージしておくと、後で困りません。
また、レビューを見て、伸縮がスムーズでないとか、出来ずに困ったとかのクレームがないかチェックします。
自分が切りたい木なら、どれくらい伸びないといけないかは調べておくことです。
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機能
高枝切りバサミには電動式もあり、楽に作業ができそうです。
コードレスがあるのはうれしいですが、本格的なガーデニング向きだと思います。
キャッチ機能があるのが多く見られ、私が購入したのもそのタイプでした。
切った枝をつかんでくれる装具が、はさみの側面に付属しています。
切った枝がすぐに落下せず、決まった場所に集めて落とせます。
果樹の収穫向きで、必要な場合だけ取り付けて使える2way式です。
首振り機能があるのも多く、ハサミの角度を変えることができます。
多くの枝が茂っている場合、持ち位置を動かさず、ハサミの角度を変え、周りの枝も切れる仕様です。
私が購入したのもこの機能がありましたが、自分の思うように操縦するのは難しかったです。
<私の失敗内容>
- ハサミが枝だけをつかんでくれず、葉っぱも一緒につかむので、なかなかすんなりと切れませんでした。
- 茂り過ぎて素人には手に負えなくなるまでほっておいたのがいけなかったと思います。
- 片手だけでグリップを繰り返すので、痛くなってきて長続きしませんでした。
- 首も痛くなってしばらく違和感が残りました。
- そもそもプロの植木屋さんのように、どこを切るべきか、どこを切ってはいけないかを勉強していないので、邪魔な箇所だけ切ってしまいトラ刈りになってしまいました!
<結末>
私が買った高枝切りバサミは縮めた状態の長さが1,8mです。
どこに収納するかイメージしないで購入したので、玄関内側の角に立てかけ、
不審者撃退用の武器と化しています!
せっかく買ったのですから、枝が少し伸びたら、茂るまでにこまめにカットしようと思いますが・・
トラ刈りの後始末は、やっと連絡のついた植木屋さんに手を入れてもらいました。
やっぱり餅は餅屋ですね。
なぜ気づかなかったのか!
わが町堺市は、刃物が有名です。
堺の包丁はプロの方から選ばれる秀逸な切れ味で、海外からわざわざ堺の包丁を買いにくる人が増えています。
「アルス」は刃物で有名な地元企業で、私の家の近くに会社があります。
アルスのHPを見たら、商品ラインナップにちゃんと高枝切りバサミがあるではありませんか。
販売ページがなかったので、アマゾンで調べたら、リーズナブルな値段で高性能な高枝切りバサミが売られてありました。
製造元をチェックして、信頼できる企業かを確認するのは大事でした。いまさらですが。。
https://www.ars-edge.co.jp/index.html