緊急事態宣言の延長が決まり、おうち時間がまたまた増えました。
衣替えや断捨離をした人がリサイクルショップに持ち込む量が半端ないようで、TVニュースになっていました。
そんな状況下で、少し気分転換になって、結果が目に見えてやった感が味わえる、住まいの修復作業を紹介いたします。
1・床の傷を補修する
家具の移動時や、何かを床に落とした時の小さな傷は、どこのご家庭でも少しはあるかと思います。
ところが、見慣れてしまうと、まっいいか、とほったらかしにしてしまっています。
そのうちに、あっちにもこっちにもと増えていきます。
私が長年愛用している『かくれん棒』というクレヨンタイプの補修材があります。
これは、色を塗るというよりも、ロウのような素材を熱で溶かして、傷やへこみに埋め込むような方法で補修します。
ホームセンターでは、微妙な色の違いまで対応できるミニセットが販売されています。
100円ショップにも売られていますが、品質が分かりませんし本数も少ないです。
私物のかくれん棒
かくれん棒の成分
石炭系ワックス・石油系ワックス・酸化チタン・カーボンブラック・合成酸化鉄
販売元は、「株式会社建築の友」という小さな会社ですが、企業理念が好きです。
たくさんのアイデア商品を開発されています。
かくれん棒の使い方
1
フローリングと合う色を選び、ドライヤーの熱で溶かす。
ぴったり合う色がない場合、調合してスプーンの上などで熱を加えて色を作ります。
2
傷やへこみの部分に柔らかくなったかくれん棒で埋める。
傷に対して直角に埋めるのがコツです。
3
付属のヘラで傷からはみ出たかくれん棒をすき取ります。
深い傷や広い傷の場合、ナイフなどでかくれん棒を削り取り、傷の上に置き、ドライヤーで溶かします。
4
傷の上は拭かないないようにし、周囲に残ったかくれん棒をふき取ります。
これで上手くいくと、どこに傷があったのかわからなくなります。
テーブルの上などにも使えます。
2・クロスや壁の穴を埋める
クロスや壁にできた押しピンの穴やネジ釘の穴など、ほおっておいても大きな問題ではないのですが、だんだんと古家感が醸し出されてきます。
簡単に補修できて、カメレオンの保護色のように、どこに傷があったかわからなくなります。
クロスの穴うめ材スーパーの成分
アクリル樹脂・ケイ酸化合物・顔料・熱膨張剤・水
穴うめ材の使い方
しっくい壁の材料に近い素材をチューブで穴に流し込むような理屈です。
とても簡単に終わる割に、満足度が高い補修だと思います。
借家から引っ越しで出られる場合、補修しておくと、大家さんにばれません。
ホームセンターに行けば、たいてい購入することができます。
3・網戸の小さな穴を補修する
これからのシーズン、窓を開け放って気持ちいい風を家の中に通したいものです。
冬の間は気にならなかった網戸の穴ですが、いざ使うとなると蚊が入ってきたら困るので補修しておきましょう。
大きな破れの場合は、張り替えた方がすっきりしますが、小さな穴は応急処置で経過を見てみましょう。
どこの100円ショップでも売られている、定番商品です。
網戸の穴の補修工程
貼る面のホコリ、油分、水分、汚れを拭き取ります。
破れた網の部分のほつれをハサミ等できれいに整えます。
破れた部分に補修シールを張り付けます。
接着面を両手で挟み込むようにして圧着します。
ポイントは、汚れをしっかり取ることです。
しつこい汚れは洗剤で取り、水で拭き、水分を充分に取ります。
網に貼るシールなので、汚れや水分が残っていると剥がれやすいです。
さいごに
またの機会に〇〇しよう。と先延ばしにしていることが多い日常です。
今年はゴールデンウイークがコロナウイークになってしまいましたが、普段は忙しくて取り組めなかったちょっとした気がかりなことを片付けるチャンスだと思います。
断捨離もどなたかのブログに「1日1捨て」と書かれてあったので、私も見習って「1日1捨て」をルーティーンにしています。
コロナウイークが長引けば、たくさん捨てることができます。
状況がどんな事態でも、Time is money.
建設的な一日を過ごしたいものです。