我が家では、2代目ホームベーカリーで、パンを焼く以外に餅をつくことが多いです。
お正月の鏡餅や丸餅をファミリー分、たくさん作りました。
今年は、初詣でも3蜜になるといけないので、自宅に引きこもっています。
そこで、くるみ餅を作ってみました。
くるみ餅
くるみ餅というと、クルミが使われているお餅を想像するかと思いますが、こちらの地方では、餡にくるまれているという意味でくるみ餅と呼ばれています。
堺では、老舗の名店「かん袋」というくるみ餅で有名なお店があります。
室町時代から営まれている歴史あるお餅屋さんですが、豊臣秀吉がお店の名前を付けたそうです。
私が今回作ったくるみ餅は、有名店「かん袋」のお餅のようにウグイス色ではありません。
「かん袋」のお餅は枝豆が使われているからウグイス色をしているのか、お抹茶を入れているからウグイス色をしているのか、企業秘密で誰も正確に判りません。
歴代からの秘伝の作り方で、大量生産しないため、デパートへの出店も拒み続けているようです。
その日に作った量が売切れれば、閉店するという頑なな営業方針です。
堺は千利休が茶の湯を大成させた地で、和菓子の有名店が多くあります。
くるみ餅(大豆)の材料
- 餅米 4合
- 水煮大豆 500g
- 砂糖 90g
ホームベーカリーの餅つき設定が、4合になっているのでいつも4合つきます。
砂糖の量は味を見ながら、好みの甘さに調節するといいです。
水煮大豆は、フジッコの北海道産を使います。
作り方
水を足して、追加で煮込む
既に水煮されていますが、もう少し柔らかくなるまで煮込みます。
皮を取り除く
柔らかくなったら、火をとめて菜箸でかき混ぜる。
皮が剥がれるので、取り出す。完璧でなくてもよい。
ミキサーで砕く
固めのスムージーのような状態になる。
鍋に入れ、砂糖を足しながら煮る。
甘さ調節をしながら好みの甘さに仕上げる。
つきあがった餅
餅は固くなりやすいので、餡を先に作っておいて、後からできたての餅を柔らかいうちに小さくちぎって丸めるといいです。
餡に餅をからめる
おすそ分け用
もち米100%だと、すぐに固くなってしまいます。
白玉粉などで作った方が、時間がたっても柔らかくていいかもしれません。
くるみあんの種類
くるみ餅のくるみ餡は、地方によって、色んな種類があるようです。
今回は大豆を使いましたが、岩手県のくるみ餅は、クルミ餡でくるまれています。
宮城県の有名なずんだ餅は枝豆の餡でくるまれています。
他にも、胡麻や味噌など、バリエーションがたくさんあります。
さいごに
大豆や枝豆は健康にいいので、取り入れたい食材です。
餡にすると、大量に摂ることができます。砂糖の量が気になりますが。
工程は単純作業ですが、やはり道具を出したり、片付けたりと手間がかかります。
お正月ならではの、ゆったりした時間を過ごせました。
おすそ分けも喜んでいただけました。