インスタで話題となっている「BETTEI」ですが、不動産投資の例として参考になるかと行ってみました。
誰の旧邸宅
大阪府和泉市で一番栄えた紡績会社田中セーターの本社建物と敷地内に建つオーナーの邸宅でした。
そこに株式会社antiqua の本社が移転してきて、ユニークで多種にわたるビジネスを精力的に推し進めています。
工場だった建物は、オフィスとして綺麗にリノベーションされ、邸宅だった庭の広い別邸は、神戸発祥の人気カレーブランド「マンドリルカレー」が味わえるお洒落なカフェへと変身しています。
そして、邸宅の敷地内にある離れは、民泊として現在改装中でした。
邸宅の光景
大きな石や灯籠など、いたる所に威厳が感じられます。
カフェ「BETTEI」内の様子
入り口は民家そのままの状態で、特に手を加えた所がないようでした。
靴を脱いで上がります。
縁側がそのままカウンター席になっていて、庭を眺めながら食事ができるよう考えられています。
縁側の天井には、インスタ映えするカラフルな提灯が飾られています。
ベトナム、ホイアンのランタン祭りを思い出しました。
飾り付けや照明には、工夫やセンスが感じられましたが、畳、壁、柱などは、ほぼ手を加えず古いままでした。
カウンター席から眺められる庭は、純和風で多くの庭師を雇って維持してきたのを見てとれます。
BETTEIのメニュー
マンドリル&ココナッツカレー
本日のカレー(アップルとポークカレー)
希少価値の高いお米「いのちの壱」を使用しています。
そう思っていただくととても美味しかったです。
カレーのボリュームはやや少なめでした。
アクセス
さいごに
株式会社antiqua が、田中セーターの不動産を借りているのか、購入したのかは不明です。しかし、田舎で国道沿いでもないアクセスの悪い場所にでもアイデア次第で、人を呼び寄せることができるのだと感心しました。
インスタを見て来店したような若いお客さんが多かったです。
私もインスタを見て気になっていたという長女に連れられて訪れました。
民泊準備中の建物の中を見たかったのですが、見せてもらえなかったのが残念です。
カレーが特別美味しくて、また行きたいというお店ではありませんでした。
付加価値としては、邸宅の趣とインスタ映えするインテリアでしょうか。
ステンドグラスのライトも撮影したかったのですが、昼間では照明の綺麗さが撮影できませんでした。
オーダーはスマホにお店のQRコードをダウンロードし、サイトから注文するシステムになっています。
同時に支払いもスマホから決済されないと、オーダーが通らないという仕組みです。
ウエイトレスがオーダーを聞きに来ないという非接触を意識しているのか、人件費の節約なのかよくわかりませんが、お年寄りが来るにはハードルが高いですね。
ささやかな非日常を楽しめ、勉強にもなりました。