戸建ての築古物件に付加価値を付けるよう模索しています。
リフォーム業者との綿密な打ち合わせは、もちろん必要ですが、理想を追えばエンドレスに費用がかかってしまいます。
リフォーム業者は、利回りの計算などお構いなしに、理想像を提案してきます。
古い建物の場合は、費用をかける箇所と、妥協する箇所を分けて、入居者ターゲットを絞り、生活スタイルをイメージする必要があります。
シュミレーションする場合、女性目線がとても重要だと思います。
築古物件に付加価値を付ける私流のやり方
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押し入れにすのこ板
何でもないことですが、押し入れにすのこ板を置くようにしています。
引っ越しというのは、バタバタしますので、たちまち物を収納するのに
わざわざ下に敷く物を買いに行く余裕がありません。
新しいすのこ板が引かれてあったら、小さな気配りですが、女性としては、
かなり嬉しいことです。
ホームセンターやニトリで数百円で売られています。
コーヒー1杯の値段で気分が良くなります。
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伝言黒板
最近は、色んな建材が販売されています。
黒板素材も安くで手に入ります。
家族が行き交う場所に設置すると、伝言板として活躍してくれます。
お子さんの落書き版としても自由に使えるので喜ばれます。
サンゲツという壁紙やカーテンなどのインテリア製品メーカーが「黒板クロス」を販売しています。とても安価でお勧めです。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭で、自由にお絵かきをさせたいなら、壁一面を
黒板クロスやホワイトボードにしても楽しいですね。
将来の画伯が誕生するかも知れません!
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スイッチカバー
近年の住宅のスイッチは、パネルを押すタイプが主流になっていますが、
築古物件は、ほとんどが古いスイッチタイプです。
カバーが樹脂製なので、焼けて黄ばんでいることが多く、清潔感がありません。
新しいスイッチカバーに替えるのに、陶器製のおしゃれなカバーにこだわっています。
私のコレクションで昔の物ですが、味わいがあります。
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こだわりの壁紙
サンゲツのFE-4048 旧品番ですが、お気に入りの壁紙です。
床から90㎝の高さまで、板張りに見えるクロスを貼ります。
低コストで雰囲気が引き締まり、落ち着いた部屋になります。
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玄関に全身が映る鏡
玄関の下駄箱と反対の壁面に全身が映る鏡を貼ります。
ニトリでお手軽価格で売っています。
3M社の超強力両面テープで貼ります。←強力タイプもあるが超強力がいい
出かける前の身だしなみチェックに必須アイテムだと思います。
ニトリのウォールミラー
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室内物干し
共働き家庭では、洗濯物を干すのにも時短で合理的に済ませたいものだと思います。
雨が降ったからといって外の洗濯物を取り入れることができません。
室内物干しは、とても喜ばれるアイテムで、対象者によっては、必須設備になっています。
「川口技研のホスクリーン」という商品が種類も多く、機能的に優れています。
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ステンドグラス
私は、長年の趣味でステンドグラスを制作しています。
古家を再生させるのに、ステンドグラスのパネルをはめて一点豪華箇所を作ることがあります。
比較的高いお家賃を設定できる物件に限って、自分の作品を取り入れています。
ステンドグラスの向こうは洗面所とお風呂です。
人が居ることが分かりやすく、明り取りにもなっています。
壁紙は、お気に入りのサンゲツのFE-4048を使用しています。
なんちゃって板張りです。
ステンドグラスのパネルは予備軍の作品が次々と待機しています。
あまり馴染みのないステンドグラスですし、趣味が合わなければ目障りな飾りとなります。ですので、ミスマッチにならないよう導入しています。
やはり、早期に入居が決まります。
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おわりに
大家業は、気配り目配りの仕事で、色んなシーンを想像する想像力が必要です。
学童がいる家庭では、担任の先生が家庭訪問に来るシーンなどもシュミレーションしています。
新婚さん向きには、赤ちゃんが産まれてからの生活もイメージします。
来客者がお洒落ですね~と褒めてくれるようなスイッチプレートを探して取り替えます。
高額な費用をかけなくても、アイデアで付加価値の高い物件へと生まれ変わります。
女性目線で入居者の立場にたって工夫することは、とても楽しい作業です。