昨年は4軒の中古戸建を購入することができ、常に現場確認に行ったり来たりの毎日でした。コロナ禍で、スムーズに進まないことが多く、また誤算もあったりで、日々勉強の連続です。
ボロボロの古家が見違えるように素敵な貸家になるのが感動的で、やめられない楽しみとなっています。ビフォーアフターの画像をご覧ください。
キッチンとLDK
キッチン(ビフォー)
古い砂壁が油でギトギト、そしてボロボロと落ちてくる、頭を抱え込んでしまった汚さ。ススと埃でマスクなしでは息苦しいような空間でした。
新しい床下収納庫を取り付けて、一番奥のお風呂場までの給湯器配管を設置します。
壁には、キッチンパネルを貼って手に負えない砂壁を隠しました。
キッチン・LDK(アフター)
狭いキッチンと和室を洋間に変更して、続き間のLDKとしました。
一番典型的なリフォームモデルです。
玄関
玄関(ビフォー)
これでも、綺麗に掃除をした後です。
見た目は汚いのですが、木がしっかりしているので、このまま残すことにしました。
玄関(アフター)
私ができる数少ないDIYで再生させました。
汚れをサンドペーパーで磨き落とし、オイルステインで塗装。ニス仕上げをしました。
アロマを香らせ、内見へのお礼メッセージを書いて貼りました。
籠は、昔、バリ島で買ってきたバッグの持ち手がちぎれたので、100円ショップで買った多肉植物の造花を飾りました。
採寸用のメジャーと筆記用具を置いて使っていただけるようにセットします。
自由に取っていただける気配りののど飴も用意します。
鏡は玄関に必須アイテムですね。
玄関奥
玄関奥(ビフォー)
固くて動きの悪い引き戸を開けると奥に和室が続いていました。
玄関奥(アフター)
今回、一番挑戦したかったのが、突き当りの引き戸を自分でリメイクすることでした。前回の物件は、ガラス戸にステンドグラスを入れましたが、今回はデコレーションフレームを使いました。
とても雰囲気のいいお洒落な戸に生まれ変わり、自画自賛しています。
お風呂
お風呂(ビフォー)
FRP樹脂の浴槽が、古すぎてヒビ割れ状態で補修か入れ替えが必要でした。
解体して、取り出すことが困難な位置だったので、特殊塗装を施すことにしました。
新しく、追炊き機能付き給湯器を設置して、ユニットバスに変更しなくても清潔感のあるお風呂になりました。
無理だろうと思っていたカビが、カビキラーできれいになりました。
お風呂(アフター)
今回、初めてバスタブ塗装を取り入れました。
水道屋さんでもなく、塗装屋さんでもなく、左官屋さんでもない、バスリフォームの専門業者さんに依頼しました。
階段
階段(ビフォー)
回りすべてが砂壁で、ボロボロ落ちて、歩く度にジャリジャリが伝わり、最後の仕上げが終わるまで土足で上がり下りしていました。
階段(アフター)
最初、予算を抑えるため、壁に塗装を予定していましたが、砂壁がもろく塗装前のシーラーが乗りませんでした。
結局、大工さんにべニア板を貼ってもらい、クロス屋さんにクロス仕上げをしてもらうという仕切り直しとなりました。
2階和室A
2階・右和室(ビフォー)
ここでも息を止めました・・
畳がペコペコぶよぶよでした。
2階・右和室(アフター)
畳は床ごとすべて新調しました。
襖は、いつもお願いしているシルバー人材の方に張り替えていただきました。
和モダンな素敵な襖紙で明るくなりました。
2階和室B
2階・左和室(ビフォー)
前住人はヘビースモーカーだったのでしょう。
建具や天井が煙草のヤニでベトベトでした。築年数と汚さは必ずしも比例しませんね。
2階・左和室(アフター)
これもお気に入りの襖紙で、初めて使ってみました。
洗面所
洗面所(ビフォー)
お湯が出ない昭和レトロな洗面台でした。
壁はボロボロの砂壁で、お化け屋敷のようでした。
洗面所(アフター)
押入れを解体し、洗面所と洗濯機置き場をお風呂の横に作りました。
2階のベランダにあった洗濯機置き場を室内置き場に設置しました。
脱衣所も兼ねています。
トイレ
トイレ(ビフォー)
トイレは比較的綺麗でしたが、階段下で、収納棚をつけるスペースがありません。
トイレ(アフター)
壁が汚い場合、アクセントクロスを貼って、明るくするのですが、そのままで大丈夫でした。
錆びた網棚が取り付けられてあったので、外してセリアで買ったウォールポケットを2個連ねました。
さいごに
色んな職人さんたちが、寒い現場で頑張ってくれるので、ホカホカの肉まんやコーヒーの差し入れをするため、足しげく通いました。
見事に見違えるように変わっていく様子を見るのが楽しみでもあります。
自分でできることの作業工程やイメージがいつも頭の中にあり、ノートに書きまとめ、抜け落ちないよう真剣勝負でした。
達成感がたまらなく、買い物依存症(不動産の)になります。
生まれ変わったら、「劇的ビフォーアフター」の匠になりたいなァ。