お肉中心のメニューが続くと、無性に煮魚や焼き魚が食べたくなります。
一番近くの業務スーパーでは、新鮮な魚や肉が非常にたくさん揃っていて、近隣3店舗の中でも最もお気に入りの店舗です。
そこで「アカエイの肝」が売られていました。
巨大な魚なので、肝もかなりの大きさです。
これが、たったの180円でした!
とても安くて大きいので、ひょっとして美味しくないから誰も買わないのかな・・と思い、調理場のお兄さんに聞いてみました。
どう調理したらいいのか、どんな味なのか、聞くと、煮つけるとアンコウの肝より脂肪が多く美味しいですよ。と教えてくれました。
美味しいのなら挑戦してみょうと、買って帰りました。
アカエイてどんな魚?
日本近海から東南アジアまで、広く生息するエイで、全長2mにも成長する巨大な魚です。
サメなどと同じ、骨が柔らかい「軟骨魚類」に属しています。
くせのない白身で煮つけや唐揚げにすると、骨まで食べることができます。
コラーゲンたっぷりで煮こごりも美味しいです。
引用元 https://www.zukan-bouz.com/
エイ肝の栄養価
サメやエイなどの軟骨魚類は、浮袋を持たないため、海水より比重の軽い油を肝臓に蓄え浮力を得ているそうです。
だから「肝油」は、サメの肝から取るんですね。ガッテン!
ビタミンA、ビタミンD、葉酸、ビオチン、タンパク質、リンなどが豊富に含まれ、炭水化物と植物繊維はほぼ0です。
100gあたり900kcal程あり、食べすぎに注意ですが、珍味なのでガツガツ食べるものではないです。
肝の煮つけ
煮つけるといっても、下準備など自信がないので、ネットで調べてみました。
アカエイの肝のレシピは少なく、クックパッドでも数個だけでした。
多分、鮮度が命なので、店頭にあまり出回っていない食材なのかもしれません。
釣りをする人でしたら、釣りたての新鮮な身を刺身で食べたりするそうです。
臭みを取るため、塩を揉みこみ、お酒に浸し30分ほど置き、適当に切ります。
次回作る時は、切ってから臭み取りをしようと思います。
エイ肝 400g
だし汁2カップ
酒 1カップ
しょうゆ 大さじ2杯
みりん 大さじ2杯
ショウガ 千切り少々
鍋に煮立てた煮汁に適当に切ったアカエイの肝を入れ、落し蓋として
コトコト煮つけます。
煮つけ具合は、好みで調整してください。
どんな味?
熱々は、トロトロで美味しいですし、冷めても本当に美味しいです。
蟹みそです。と言って出しても誰も気づかないと思います。
画像は冷蔵庫に入れていたお皿なので、、鶏の肝のように固そうに見えますが、かなり柔らかく、フォアグラのような食感です。
日本酒にバッチリ合いますよ~
まとめ
日々の生活は、特に変わったことのない平凡な連続です。
しかし、好奇心を失わず、ちょっとした挑戦をするのは楽しく小さなわくわくを体験できます。
食べたことのない食材を買ったことで、栄養価を調べてみたり、肝臓のことも勉強になりました。
サメの肝から取る油は「肝油」として昔からあるサプリメントの元祖です。
安くて美味しい料理ができて、とても得した気分になりました。
珍しい食材なので、また見つけられるのがいつになるかわかりませんが、また買ってみたいと思います。