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新型コロナウイルス対策に【GMOインターネットグループ】が取った手段。

新型コロナウイルスの感染が急増する中、日本国内で武漢渡航歴のない人に感染が確認されました。
武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手さんだそうです。
風評防止のためか、詳しい情報が伝えられていません。

武漢からのツアー客は、自分が感染していると知らず、旧正月の休暇に日本観光を楽しみにやってきたのでしょう。感染元の観光客は一人とは限りません。

潜伏期間にある感染者もいると考えられます。バスから降りたツアー客は、訪れる各地で感染源となるわけです。

こうやって、あらゆる経路で感染が広がる恐ろしさがあります。
2日間で倍に広がる勢いだとデータが出ていますので、今後の広がりが心配されます。

その団体客ご一行を隔離、検査して拡散をくい止めていただきたいと思います。

 

 

GMOが在宅勤務を発表しました。

そんな中、GMOインターネットが、一早く在宅勤務体制を取りました。

昨日、私の元に届いた一通のメールに驚きました。

私はインターネットショップを経営していて、GMOと契約しています。
GMOは、東証一部上場のIT大手で、常日頃からサービスの向上をはかる努力が見られる企業です。

  •  GMOから届いたメール(1月27日AM10:07)

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IT大手GMOインターネットは日本での感染拡大に備え、中国人観光客が多い東京、大阪、福岡の3拠点で勤務する従業員を対象に、国内従業員の9割弱にあたる約4000人を在宅勤務にした。27日から2週間をめどに実施し、状況に応じて期間の延長も検討する。広報担当者は「従業員の安全確保と安定したサービスを継続させるためだ」と説明する。
headlines.yahoo.co.jp

 

企業の危機管理体制

日本は災害大国で、近年は毎年のように、大きな台風、地震によって壊滅的な被害を受ける地域があります。記憶に新しい熊本や北摂の地震台風による千曲川や多摩川の氾濫と日本のどの地域に住んでいても被災し得る覚悟が必要です。


企業の危機管理としては、特定のリスクのみを対象にするのではなく、あらゆる可能性を想定し検討されなければなりません。
機密情報の漏洩への対策などと同じように、リスク発生時の損失を最小限に食い止める管理体制が求められていると思います。

 

京都アニメの放火事件など、誰も想定できない事態でした。
失われた尊い命と計り知れない才能の損失はあまりにも大き過ぎます。

遠い記憶となってしまいましたが、地下鉄サリン事件など、誰が予想できたでしょう。


今回、GMOが一早く在宅勤務を発表したのには、在宅勤務でも業務が執行できる業界であることも関係しています。
一般的な企業では、よほど交通網が遮断されるような状況でなければ社員は出社し、いつものように勤務体制につきます。
今回、大手百貨店の販売員は、異例的にマスクを付けてもよいとされているようです。

 

企業には、経営資源である、人、物、お金、情報を守る使命があり、また株主に対する責務があると思います。

今回の新型肺炎の流行で、また一つ新たな課題を突き付けられたかたちとなったのではないでしょうか。
 

在宅勤務と労災保険

在宅勤務中には、もちろん労働基準法が適用されます。

労働者災害補償には、業務災害と通勤災害がありますが、今回のように、伝染病に感染する危険回避を目的とする在宅勤務の場合、どうなるのでしょうか。

在宅勤務下での就労管理、健康管理など、多岐にわたる規定を作成し、労働基準監督署に届け出る必要があるようです。

在宅で使った水道代に対する取り決めなども記載されているほど細かい規定が求められています。

 

今回、社員の中から一人でも感染者が出ることは、とても大きなダメージであることは間違いありません。 

在宅勤務をしていても、家族の誰かが通勤通学で感染して、本人に感染する可能性がゼロではありません。

それにしても、先が見えない異例的な状況下で、4000人もの社員を迅速に在宅勤務にできたのは、企業の組織がきちんとしていて、経営トップに責任力がある証だと感じました。

 

まとめ

新型コロナウイルスに関して、感染の広がりスピードや致死率をみていると、恐怖心を必要以上に持つ人が多いと思われます。一方、暢気に構えている人もいます。
しかし、自分の命は自分で守るしかないのですから、できる範囲で対策を取るべきでしょう。
必要がなければ人混みに出ていかないようにし、外出の必要があればマスクをし、基本的な 栄養・睡眠・手洗い・うがい・換気 これを忘れないようにしましょう。

 

GMOは、素早い判断で、企業イメージを良くしましたし、世間に社名をアピールできました。大きな広告宣伝効果があると感じます。

熊谷社長の判断はとても賢明だったと思います。